熊本市西区の熊本新港にほど近い沖新町に、この家は建っています。田園風景が広がる地域の集落の中にあり、周りは純和風の日本家屋が多く建っている場所です。そんな地域の中に、四角い箱が並んだようなシンプルモダンな住宅が完成しました。
ご要望は、プライベートが守られたノンストレスな家でホテルライクな空間でしたので、敷地周囲からは室内が見えないよう小さな窓しか設けず閉塞感のある外観とし、中庭に面する部分に大きな開口部を設けて明るさと解放感を持たせています。
空間構成としては、天井高をあえて低くした玄関の先に、天井の高いＬＤＫを配置し、さらにフルオープンのアルミサッシを採用していますので、リゾートホテルのような開放感を感じる事が出来るようにしています。また、屋外テラスの床もＬＤＫと同じ素材で仕上げ、床の高さも同じにしていますので、外と中の境界が曖昧になり、より広く感じられるようになっています。キッチンや背面収納はお客様のご要望を満たす様に造作しています。デザインはもちろんですが使い勝手もよく、たっぷりの収納量を持っています。ＬＤＫから奥の空間はプライベート空間になっており、主寝室や水周り、ウオークインクローゼット等を配置しています。
快適に暮らしていただく為に、デザイン面だでけなく性能面もしっかり設計しており、耐震等級３、断熱等級５（ＵＡ値0.5）の長期優良住宅の認定を取得しています。また、風が良く通るよう高窓を設けたり、大きな窓には庇を設けて日差しと雨水対策を施しています。
ホテルライクな住宅が完成しましたので、この家で暮らしを楽しみ、たくさんの思い出を創ってほしいと思っています。