おはようございます。今朝は少しだけ風が冷たいですね。
もう約一月程前になりますが、新市街で工事を進めていたテナントビルをお引渡ししました。
竣工写真はまだ撮影しておりませんので、上の写真は引渡し直前のものです。
正式名称はKビル8に決まり、外壁側面には箱文字のバック照明サインが設置されております。
5月に着工したこのビルですが、梅雨の長雨がたたり、工程が遅れて、
最後の方は、工期内に間に合うのかどうかヤキモキしましたが、
なんとか9月の契約工期内に工事を終えることが出来て、一安心したところでした。
工務店さんもハラハラされてたと思います。
どんな工事でも言える事ですが、特に商売にからむ建物の場合、工期に間に合わない時は、
遅れた日数分の違約金が発生する場合があり、工程管理が非常に大切になってきます。
今回も毎回の定例会議時に厳しく工程を指示して来ましたが、それでも遅れ気味になって、
最後はバタバタしました。
でも、引渡し時にはキチンと完成しましたので、ホット肩を撫で下ろしました。
テナント内はボード張りの状態でお引渡ししましたので、
テナントさんが決まり次第、店舗屋さんにて工事が始まると思います。
この建物のテナント部分は、デッキコンクリートの高さを仕上床高より300㎜下げています。
つまり、これからはじまる店舗工事では、写真のコンクリート床の上に床組みをして、
仕上床高まで300㎜上げる必要があります。
なぜこのように床を下げているかというと、床下の300㎜の空間があれば、
設備配管をしたり、厨房部分の防水やグリストラップも設けやすくなり、
また店舗部分の掘りごたつも天井高を気にせず設置することができるので、
あらゆるテナントさんにも対応可能だと考えたからです。
床下空間に設備配管をすれば、床スラブに穴を空けずに配管できるので、
下階のテナントさんとの取り合いも無くなります。
あってはならないことですがもし不具合が出た場合でも、
その階のテナントさんのみで解決することが可能なので、
ビル全体の管理もスムーズにできるはずだと考えています。
早くテナントが埋まって、一日も早く満室状態で可動することを期待しています。
オーナーさんをはじめ、工事関係者の方々には大変お世話になりました。
ありがとうございました!