こんにちは。今日は、とっても天気のよいひな祭りになりましたね!
先日、熊本で開催されていた住宅医スクールの検定会が行われました。
そして、昨年の7月から毎月行われていた講義の最終日でもありました。
住宅医スクールとは:http://sapj.or.jp/
このスクールでは、既存住宅の調査・診断から改修方法までを学ぶことが出来ます。
かかりつけの医者のように、患者(既存住宅及びその施主)の状態をきちんと把握して、
対処できる技術は、既存住宅の良質なストックの形成にはとっても大切なことだと思います。
また、地震が起こった熊本では、なおさら大事だと思ってまして、
被害にあった建物をどうするのか? 修復?解体? 今の状態は?
公費解体で、壊されなくてもすむ住宅がむやみに解体されている事に憂いています。
壊したくないけれど、どうしたらいいのか分からないと思ってらっしゃる方々は、
お気軽にご相談していただければと思っています。
住宅医スクールのプログラムは、住宅医協会のホームページをご覧ください!
検定会では、私も過去の改修事例を発表させていただきました。
講師の方々はもちろん、受講生の前で発表するって、緊張しますね!
住宅医スクールを受講しただけでは、住宅医にはなれず、スクール修了生となります。
検定会にて事例を発表し、講師の方々の審査を受けて、合格した者のみが住宅医になれます。
まだ結果は出ていませんので、ちょっとハラハラしています。
既存ドックの6つの性能(劣化対策、耐震性、断熱性、省エネルギー性、バリアフリー性、火災時の安全性)の
改修前後の結果を示して、どのくらい性能が高まったのかを示しました。
また、講師の方々から鋭いご意見もいただけて、よい経験ができました。
この住宅医で学んだ技術を、今後の設計はもとより、熊本の復興に生かしていければと思っています!
講師の方々をはじめ、事務局・関係者の皆様に心から感謝しております。