こんにちは。今日も晴れてます。
今年は梅雨に入るのが早かった割には、長雨は少ないな~と思ってましたが、
明日からはしばらく梅雨らしい天気が続きそうです。
6月5日のブログで、「基礎内断熱の注意点」はまた今度・・・としていましたので、
今回は、この件について書きたいと思います。
上記写真のピンク色の部分が基礎断熱の部分です。
この写真は、基礎の室内側に現場発泡硬質ウレタンを吹付けた状態です。
①ここで1つ目の注意点です!
基礎内断熱材を施工する部分は、コンクリート部分のみとする事が肝要です。
間違っても土台(木材)にかぶせない様にする事が大切です。
これは木材の点検が出来るようにする為です。
万が一、シロアリが断熱材の内側に侵入したとしても、土台の点検が出来るようにする為です。
上記写真も土台が現しになっているのが分かると思います。
②2つ目の注意点です。
基礎は、できるだけ乾燥させてから断熱材を施工する事です。
基礎が湿っていると、断熱材の付着強度が弱くなります(はがれてくる可能性が高まります)。
したがって、しっかり付着させて断熱材の効果を高めるには、基礎の乾燥が大切です。
私が設計監理する場合は、上棟して雨仕舞が完了し、雨が室内に入ってこない状態になった後、
しばらくしてから基礎断熱をするよう、工務店さんにできるだけ工程を組んでもらいます。
基礎断熱は、「吹付ける」と「張り付ける」の2種類の施工方法があります。
上記の写真は、断熱材を吹付けています(雨仕舞後に断熱施工)
下記の写真は、断熱材を張り付けています(雨仕舞前に断熱施工)
どちらもしっかりと基礎に付着していれば、問題ないと思います。
しかし1階床を剛床にする場合は、上棟前(雨仕舞前)に断熱材を施工する事になるので、
前述の基礎の乾燥の事を考慮すると、1階床の剛床は、あまりお勧めしません。
私が設計監理する場合は、1階床は根太工法。2階床は剛床を標準としています。
「根太工法」と「剛床」の違いは、また今度・・・・