こんにちは。今日は曇。明日からしばらくは天気良さそうですね!
5月14日のブログで、「基礎外断熱」と「基礎内断熱」の違いはまた今度・・・としていましたので、
今回は、この違いについて書きたいと思います。
違いは上記図の通りなんですが、
・断熱材が基礎の外側にある場合は、「基礎外断熱」
・断熱材が基礎の内側にある場合は、「基礎内断熱」 といいます。
そのまんまです。それぞれメリット、デメリットがあります。
●「基礎外断熱」について
断熱効果は最も高く、基礎内側の表面結露対策には最も効果が高い
しかし、シロアリのリスクが最も高いと言われています。
シロアリは暖かい所が好きなので、断熱材の中に侵入してきます。
防蟻処理された商品もあるようですが、おそらく効果は薄いと予測します。
断熱材と基礎の間に侵入したシロアリは、外から目視点検出来ませんので(見えませんので)、
知らない間に上まで上がって来て、構造材を食害している事が多々あります。
ですので、断熱効果が高くても、基礎外断熱はお勧めできません
●「基礎内断熱」について
断熱効果は基礎外断熱には劣りますが、断熱材の性能や厚さで出来るだけカバーします。
断熱材が内側にありますので、たやすくシロアリが進入する事はありません。
ただ、稀にコンクリートの打継面やヒビ割れ、配管貫通部から侵入する事がありますので、
年1回の点検は必要ですし、床下が点検できるような構造にしておく事が大切です。
私が設計する場合は、通常、シロアリリスクの少ない基礎内断熱を採用しています。
基礎内断熱にする場合の注意点がいくつかありますが、この話はまた今度・・・