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2021.06.01

気密性能と自然換気量の関係

外部風速とC値の関係資料

おはようございます。今日は暑くなりそうです!

先週、ブログで気密性能について書きましたが、

ついでに、気密性能と自然換気量(=漏気)の関係性についても書いておこうと思います。

上の2つの表が全てを物語っています。下記に説明します。

※設定建物はⅡ住宅地にあり、内外温度差10℃と仮定します。

まず、右側の表ですが、下の目盛りは「外部風速」です。今回は、4.4m/Sと仮定します。

 ↓

外部風速4.4m/Sの所から上に線を引き、住宅地で10℃との交点を取ります

 ↓

 ②の部分から左に水平線を延ばしていきます③

 ↓

左の表は、自然換気回数(回/h)を示すもので、下の目盛りは相当隙間面積(C値)の値です。

仮に、C値5㎝2/m2の所と水平線③との交点部分⑤は、0.58回/hとなります。

これは、外部風速4.4m/Sで、内外温度差10℃の時に、

C値が㎝2/m2の住宅は、自然換気回数が1時間当たり0.58回起こっているということです。

換気扇も何も付けなくても、約2時間弱で家全体の空気が全て入れ替わる位の自然換気(漏気)が起こっているという事です。

C値が㎝2/m2の住宅は、0.35回/h、C値が㎝2/m2の住宅は、0.12回/hと推定されます。

この結果の通り、気密性能が高いと自然換気量(=漏気量)が少ないので、

冷暖房費の節約や計画換気が効率よく行えるという事になります。

また、気候条件にも左右され難くなるという事です!

CATEGORY:建築, 日記・エッセイ・コラム COMMENT(0) TRACKBACK(0)


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