おはようございます。今日まで晴れのようですが、明日からずっと雨予報です。
もう梅雨入りですね!
先日のブログ(4月27日)で床下点検の事を書きましたが、
そのブログの最後に、「床断熱」と「基礎断熱」の違いはまた今度としていましたので、
今回、この断熱の違いについて書きたいと思います。
できるだけ分かりやすく説明しようと思いますが、難しかったらすみません。
上の図に、断熱の違いを図にしてみました。
◆床断熱(左図) :1階 床面を断熱する。床下は、屋外と同じ温熱環境
◆基礎断熱(右図):基礎の立上りと平部を断熱する。床下は、室内と同じ温熱環境。
これが違いです。
床断熱と基礎断熱のメリット・デメリットについては下記の表を参照してください。
私は、断熱&気密を高めたいと思っていますので、基本的に基礎断熱を採用しています。
基礎断熱は床下換気がありませんので湿気がこもると考えている人もいらっしゃいますが、
現在の新築住宅では、ほとんどベタ基礎ですので、1年目以外は湿気がこもる事はありません。
これは大学の研究で実証されています。2年目以降は基礎断熱が有利に働く結果が出ています。
古い住宅で床下が土のままの物件を改修する場合は、どちらを採用するかその都度検討しています。
「地面を防湿して基礎断熱にするか?」「床下換気を取り床断熱にするか?」諸条件次第です。
また、シロアリや浸水の発生リスクの高い場所は、
床断熱が適していると思いますので、立地条件に応じて使い分ける方がいいでしょう。
床断熱にする場合は、ユニットバスの床下は基礎断熱にせざるを得ませんので、
断熱施工に注意が必要です。
基礎断熱には、「基礎内断熱」と「基礎外断熱」があります。
この違いは、また今度・・・