築26年の純和風の木造住宅をフルリノベーションした事例です。改修前は、昔ながらの玄関や縁側が広く、普段使わない和室二間続きがあったり、居間が狭かったり、廊下が長かったりしており、空間に無駄が多く、つながりが有りませんでした。その家の間取りを大幅に変更し、ご家族のライフスタイルに合わせ、収納もたっぷり確保した家にリノベーションしました。具体的には、北側で日当りの良くなかったキッチンと居間を、日当りの良い和室二間続きだった部分に移してLDKとし、和室8帖を隣接させLDKと一体利用ができるようにすることで、来客にも対応可能な広々ゆったりした空間を作っています。北側には、夫婦寝室や母室を配置し、採光を確保しながら静かに休めるようにしています。家の中央には、集中収納や水回りを配置して、どの部屋からも利用しやすくしています。断熱材が入っていない家でしたので、しっかりと断熱補強を行い、また耐震補強もして、安心して快適に暮らせる家に蘇らせることが出来ました。また、玄関屋根をバルコニーに変更し、妙見祭の神幸行列や八代全国花火大会を見学できるようにしています。木をふんだんに使用していますので、香りもよく、安らぎのある空間になったと思っています。この家で、お子さんの成長を見守りながら、暮らしを楽しんでもらいたいと思っています。
(プライバシーや防犯の問題がありますので、ホームページに間取りは掲載しておりません。お問合せいただければ、お見せする事はできますので、お気軽にお問合せください)
お祭りや花火大会を見学できるバルコニー
<リノベーション前>
<リノベーション後>
<リノベーション前>
<リノベーション後>
<リノベーション前>
<リノベーション後>
玄関の屋根をバルコニーに変えています。この家は、八代妙見祭の神幸行列が家の前を通る場所に建っており、毎年ご家族ご親戚が集まり楽しみにされているそうです。ただ改修前はみのこ屋根だったので、2階から見物するには屋根が高いので見えづらかったとの事。日常は、布団を干したり洗濯物を干す場所として利用できるので、思い切ってバルコニーに変更しました。外観デザインを違和感ないようにする為に、手摺壁を金属板で平葺きにしています。手摺壁も低くしてパイプ手摺とすることで見通しを確保しています。予算の都合上、その他の外観形状は変えていませんが、アルミサッシは全てアルミ樹脂複合サッシに取り替えて断熱強化をしています。
開放感を持った暖かみのあるリビングへ
<リノベーション前>
<リノベーション後>
<リノベーション前>
<リノベーション後>
<リノベーション前>
<リノベーション後>
この家でもっとも日当たりの良かった和室二間続きの部屋をLDKに変更しています。縁側だった部分もLDKとして取り込み、とっても広い空間にしています。このエリアのみ階高が高かったため、天井に勾配を付けて解放感を持たせています。柱を抜いたり追加したり、梁を補強したり、耐力壁もバランスよく配置して、構造金物も設置して、耐震補強をしています。縁側に薄いグリーン色の壁が見えますが、FRPの耐力壁です。普通の耐力壁とすれば光を通さなくなるので、この空間には合いません。したがって透明感のある耐力壁を採用しています。床も全て段差無しのバリアフリーにしていますので、高齢のお母さんも暮らしやすくなっていると思います。
コンパクトで収納たっぷりの玄関へ
<リノベーション前(左)と後(右)>
改修前の玄関を開けると、正面に長くて広い廊下がありました。人が通る為だけのスペースですのでもったいないなと感じ、廊下だった部分はLDKに取り込んでいます。玄関からのアイストップにならないようにガラス窓を設けて、圧迫感の軽減をしています。写真左側には壁一面収納棚を設け、靴や傘など収納できるようにしています。
ウォークインクローゼットを備えた夫婦寝室へ
<リノベーション前>
<リノベーション後>
改修前はキッチン&ダイニングだった部分を夫婦寝室に変更しています。北側の窓からほど良い光が入って来て、安心できる空間になったと思います。部屋の奥にウォークインクローゼットを設け、日常使いの服や品々をすぐ使えるようにしています。
家の中心に集中収納を設ける
<リノベーション前(左)と後(右)>
改修前は居間と浴室だった部分を集中収納に変更しています。改修前写真の正面に見える緑色の壁の奥が浴室でした。この壁を撤去して、約5帖の集中収納を作りました。改修後写真の右側は、下段はハンガーパイプを設けて服を掛けるスペース。左側は、可動棚としていますので、収納物に合わせて棚板の高さを変えられるようにしています。
水回りを1か所に集める
<リノベーション前>
<リノベーション後>
改修前は和室だった部分を、水回りに変更しています。廊下の一端に洗面化粧台を配置。そのすぐ周りにトイレや脱衣室、浴室を配置しています。家の中心部に配置していますので、LDKや各室からも利用しやすくなっています。出入口にランマを設けることで、個室感の軽減や照明(消し忘れ)の確認など配慮しています。